「この世界の片隅に」これぞ名作アニメーション(神アニメではない)
「この世界の片隅に」(2016年公開)
不朽の名作とはまさにこのことで、感服いたしました。
初めの方はなんだか時代を感じるような感じないような、すずがあまりにもコミカルなので戦争を描いた作品にはどうもみえないのです。ふにゃ~ってした顔がいいんですよね。
このコミカルな感じがないと、この手の作品は見ていられないものです。
中盤もさっと逃してしまいガチだけど、リアリティのあるグサッと胸に刺さるシーンがあって、でも笑えるシーンもあって、緩急!ですね。
腕がとんだシーン。
すずの唯一の特技である絵が描けなくなってしまったことに対して、当人は一切愚痴や弱音を吐いていないんですよね。なんだか見てる側の方が辛くなっちゃいます。
終盤はもう、リアルに描かれてて……。
そうそう、海外でもけっこう評価をもらっているようで。。。
んで
なにより心に残ったのは、手を失っても、家族を失っても、髪を失っても、心が折れても、最後は前向きに明るく生きるすずの姿でした。
明らかにネガティブな内容を、これだけポジティブなメッセージや後味を残して描けるアニメ。人々の胸に刺さるアニメ。
アニメの制作本数が増えて、萌えアニメ、なろうアニメが山積する中、これからのアニメに可能性が見えた気がします。
ラストスパート
こんな平和な世の中で何悩んでんだろうな~「死ぬわけじゃあるまいし」って久しぶりに思いました。
そして、笑って楽しく毎日生活していこうと思わせてくれる作品でした。
最後に、
戦争を経験した方々のおかげで、今の生活があることを忘れてはいけませんね。